18日のリーガエスパニョーラ第28節、レアル・マドリーは本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのマラガ戦を1-1で引き分けた。首位マドリーは、前日にセビージャを破った2位バルセロナに勝ち点差を8に縮められている。
マドリーは前半、イスコ、カソルラを中心に展開されるマラガの攻撃を受け止めながら、クリスティアーノ・ロナウド、エジル、カカーを起点とする鋭いカウンターによってゴールを狙う。先制点を記録したのは35分。左サイドのC・ロナウドのクロスから、ファーサイドでフリーとなっていたベンゼマがヘディングシュートでネットを揺らした。
後半、マドリーは前半と同様にペペ、セルヒオ・ラモスのCBコンビを中心に堅固な守備を見せ、カウンターから追加点を目指した。一方、マドリーの守備を崩し切れないペジェグリーニ監督は、58分にイスコ、ロンドンを下げてエリセウ、ファン・ニステルローイを投入。マドリーを古巣とするV・ニステルローイには、ファンから大喝采が送られた。
マラガが攻撃的な選手交代を敢行した後も、微動だにせず安定した守備を見せ続けるマドリー。モウリーニョ監督は67分に、疲労の色が見えたカカーをカジェホンに代えて、カウンターの鋭さを研ぐ。71分にはエジルの折り返しからエリア内でフリーのベンゼマがシュートを放ったが、これはクロスバーを越えて追加点とはならなかった。
ペジェグリーニ監督は73分にホアキンをセバ・フェルナンデスと交代させ、カソルラをトップ下、V・ニステルローイをトップとする4-3-3にシステムを変更。対するモウリーニョ監督はエジル、ベンゼマをグラネロ、イグアインに代え、ボールを保持することによって、前がかりとなったマラガから自由を奪う意図をうかがわせた。
そしてロスタイム、マドリーは追加点を奪えなかったツケを払わされる。エリア手前左から、カソルラに強烈な直接フリーキックを沈められた。まさかの失点を喫したマドリーは焦って攻勢に出るものの、すでに時遅し。アイサ・ガメス主審が試合終了のホイッスルを吹き、第16節のクラシコでの敗戦以来、13試合ぶりに白星を逃した。
(Goal.com)
Related posts: