10日のリーガエスパニョーラ第27節、レアル・マドリーは敵地ベニト・ビジャマリンでのベティス戦を3-2で制した。リーガ11連勝の首位マドリーは、翌日にラシン戦を控える2位バルセロナとの勝ち点差を暫定で13に広げている。
これまで袖を通した5試合すべてで勝利を収めているレッドカラーのユニフォームで、モウリーニョ監督の通算100試合目となる一戦に臨んだマドリー。立ち上がりから攻勢に出ようとするが、普段通りのポゼッションサッカーを実践したベティスに苦戦する。すると9分、ルベン・カストロのアシストから、ホルヘ・モリーナにGKカシージャスが守るゴールを破られた。
反撃に出たマドリーは、24分に好調のイグアインが同点弾を獲得。アルゼンチン代表FWは、エジルのチップキックからエリア内左に侵入し、右足でネットを揺らした。このまま勢いに乗りたいマドリーだったが、攻撃的な姿勢を緩めないベティスに手を焼き続ける。40分にはサルバ・セビージャにクロスバー直撃となる直接フリーキックを放たれ、肝を冷やした。
前半に3枚のイエローカードを提示して、“カードの鬼”の片鱗を見せたイトゥラルデ・ゴンサレス主審が負傷し、第4審判が代わりにピッチに立った後半。マドリーは51分に、クリスティアーノ・ロナウドの連続得点記録を6試合に更新するゴールで逆転する。CR7はエリア内左のマルセロの折り返しに反応し、ハーフボレーでボールを押し込んだ。
だが54分、アルベロアがコーナーキックでの処理を誤り、このボールを拾ったジェフェルソン・モンテーロにスコアをタイに戻される。その後ベティスの勢いに飲まれたマドリーだったが、72分にコーナーキックから、CR7のリーガ32得点目、通算では99得点目となるゴールで勝ち越し。ポルトガル代表FWは、GKファブリシオのクリアボールからシュートを沈めた。
再びリードを得たモウリーニョ監督は、カカー、イグアイン、エジルをグラネロ、カジェホン、そして負傷明けのベンゼマに代える。ボールを保持して時間を使ったが、ロスタイムにまたも疑惑の判定が。J・モンテーロのシュートを、エリア内のセルヒオ・ラモスが手で防いだが、第4審判はPKを指示しなかった。結局、3-2のスコアで終了のホイッスルが吹かれている。
なお、マドリーでの通算100試合目で勝利を飾ったモウリーニョ監督だが、その成績は77勝10分け13敗274得点81失点となっている。またモウ・マドリーはこの試合の勝利で、2009-10シーズンにマヌエル・ペジェグリーニ監督率いるチームが記録したクラブのアウェー連勝記録10連勝に並んだ。
(Goal.com)
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