古巣との対戦を喜ぶシモン

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3連敗中のベシクタシュJKは、シモンが昨シーズンの途中まで在籍していたクラブ・アトレティコと8日に対戦する。この元ポルトガル代表MFは「ここへ戻って来られて本当にうれしい」と語った。

ベシクタシュJKとのUEFAヨーロッパリーグ・ベスト16第1戦にホームで臨むクラブ・アトレティコ・マドリーは、以前チームで活躍していたシモンをビセンテ・カルデロンに迎える。両チームとも、この試合を機に最近の悪い流れを変えたいと考えている。

元アトレティコのプレーメーカー、シモンの15カ月ぶりとなるマドリード帰還は、スランプにあえぐチーム同士の対戦に興を添える。ベシクタシュは公式戦3連敗中で、最近9試合で6敗。2010年に大会を制したアトレティコも、スペイン・リーガで1月末から勝てていない。

「ヨーロッパリーグ優勝の可能性があることは、国内リーグで5試合勝てていないだけに、想像しにくい」と、アトレティコのディエゴ・シメオネ監督は言う。アルダ・トゥラン、チアゴ、シルビオ、アントニオ・ロペス、ジエゴが欠場するため、シメオネ監督はユースの3選手をチームに加えた。

「ベシクタシュは選手を見ればわかるように、警戒すべきチームだ。一発勝負ではないので、どちらの状態がいいとは言い難い。サッカーは素晴らしい競技で、どんなことでも起こり得る」

現在、トルコ・スーパーリグで4位につけるベシクタシュとしては、敵地で結果を出して9年ぶりとなる欧州カップ戦でのベスト8入りに弾みをつけたいところだ。しかし、スペインで戦った過去7試合で6敗という実績を踏まえると、それは決して簡単なことではなさそうだ。

「我々の歴史にとって大事な試合だ」と、ベシクタシュのカルロス・カルバリャウ監督は言う。「2003年以来となる、ベシクタシュの(欧州カップ戦での)最高の成功に並ぶことができる。自分たちの仕事ぶりと選手たちを誇りに思う。このチームとサポーターを代表できるのは名誉なことだ。チャンスをイスタンブールでの第2戦につなげたい。向こうでは12人の選手で戦える。我々のサポーターは違いをもたらすことができる」

8日の試合を観に来るホームのファンは、シモンを温かく迎えるに違いない。32歳の元ポルトガル代表は、アトレティコで2007-08シーズンから3年半に渡ってプレーした経験を持ち、リーガで113試合20得点を記録。2009年4月にはクラブの通算4000ゴール目を記録している。しかし、古巣のホームで再びゴールネットを揺らしたとしても、ゴールを派手に喜ばないとシモンは約束する。

「ここに戻ってこられて本当にうれしい。マドリードには友人がたくさんいるからね」と、ベシクタシュに2011年12月に加入したシモンは語る。「両チームにとって非常に重要な試合になる。もし僕が得点したとしても、古巣に敬意を表してゴールを喜ばないつもりだ」

UEFA.com

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