SLベンフィカはFCゼニト・サンクトペテルブルクとのUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16第1戦を落としたが、ルイゾンとアクセル・ビツェルは二つのアウェーゴールと第2戦を本拠地で戦えることが勝負の決め手となるかもしれないと、UEFA.comに語った。
SLベンフィカは終了間際にゴールを許してFCゼニト・サンクトペテルブルクの本拠地で臨んだUEFAチャンピオンズリーグベスト16第1戦を2-3で落とした。しかし、二つのアウェーゴールを奪った後、気候の穏やかなホームで戦える第2戦での逆転は可能だと、ルイゾンとアクセル・ビツェルは信じている。
敵地スタディオン・ペトロフスキーで、ベンフィカは87分にオスカル・カルドソの同点ゴールで追いついた。しかし、その直後にロマン・シロコフが得点し、ロシア王者に勝利をもたらした。「試合の後、僕らは土壇場での失点を悔やんだよ」とベルギー代表MFのビツェルはUEFA.comに語った。「でも、第2戦ですべきことはよくわかっている」
「選手たちはあんな状況でプレーすることに慣れていない。あの気候にピッチ状態、そしてタフなチームと相手の国で戦うこともそうだ」とルイゾンは付け加えた。「でも、あの試合は2試合制の対戦の前半にすぎないことを、僕らはわかっている。ゴール数では相手がリードしているけど、僕らが次のラウンドへ勝ち上がるチャンスはまだあるよ」
穏やかなリスボンと凍てつくロシアの環境の差も、ビツェルにとっては衝撃的だった。「マイナス14度か17度くらいだったと思う。だから簡単ではなかったよ。でも、僕らはその中でも相手を脅かし、2点を奪うことができた。だから第2戦はまったく違った試合になるはずだよ」と23歳は言う。「彼らがここで攻めて来るとは思わない。きっと守備的に戦い、カウンターを仕掛けてくるだろう」
ルイゾンは、第2戦ではもっと落ち着いてプレーしたいと考えている。「（第1戦とは）違うものを見せ、僕らのテクニックを披露し、もっとサッカーらしいサッカーをするつもりだ。第1戦はフィジカルの戦いだったからね」とブラジル代表CBは語った。「2チームがぶつかり合っていた。だから今度の試合では、僕らはもっとスキルを見せるつもりだ。それは彼らも同じだろう」
すべてうまくいけば、ジョルジ・ジェズス監督率いるチームはベスト8へ駒を進めることができる。しかし、元Rスタンダール・リエージュのビツェルは、先のことを考えることに対して慎重だ。「あまり先を見ず、1試合1試合に集中することが大事だ」。一方、ルイゾンは野心を持つことの重要性を訴える。
「大事なのは、夢を持つことだ」とルイゾンは言う。「大事なのは、この大会で戦っていることであり、これから大一番を迎えようとしていることだ。次のラウンドへ進むことができれば、夢の実現に近づける。そして、僕らが夢を保ち続ける限り、どこが次の相手になろうがあまり関係ない」
（UEFA.com）
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