25日のリーガエスパニョーラ第30節、アトレティコ・マドリーは敵地ラ・ロマレダでのサラゴサ戦を0-1で落とした。アウェー連敗の8位アトレティコは10位アスレチック・ビルバオ、11位ラージョ・バジェカーノに順位を抜かれる可能性がある。バレンシアに続いての大物食いで今季初の連勝を果たしたサラゴサは、暫定ながら18位に浮上。ついに最下位から脱出した。
勝ち点5差のチャンピオンズリーグ出場圏を目指すアトレティコと、残留圏まで勝ち点6差と降格回避の芽も出始めたサラゴサの対戦。また選手時代にセビージャのロッカールームを共有したシメオネ監督、ヒメネス監督の旧友対決ともなった。フアンフラン、ガビを累積警告で欠くシメオネ監督は、ペレア、パウロ・アスンソンをそれぞれ右サイドバック、ボランチに配置。またコケをトップ下ではなくボランチに据え、休養を与えたミランダの代わりにドミンゲスをセンターバックに起用した。
立ち上がりこそアルダ・トゥランのドリブルを起点に攻勢を見せたアトレティコだったが、徐々に失速。トルコ代表MFの存在感が消えるとともに、ボランチから前にボールを運べなくなった。サラゴサに押し込まれる時間帯が続いたアトレティコだったが、29分にカウンターから前半最大の決定機を迎える。A・トゥランのスルーパスからエリア内に侵入したアドリアンがシュート。しかし、ボールは右ポストに直撃し、こぼれ球を拾ったファルカオのフィニッシュも左ポストに当たり機を逸した。
後半にペースを握り返したアトレティコだが、ゴール前での打開のアイデアを欠く。シメオネ監督はP・アスンソン、コケをマリオ・スアレス、フラン・メリダに代えて打開を図るが、その後も攻めあぐねる状況は変わらず。これを受けたシメオネ監督は70分、サルビオを下げて負傷明けのジエゴを1カ月ぶりに起用。しかしサラゴサの執念の守備と時間稼ぎに苦戦すると、94分にゴディンがエリア内でエルデル・ポスティガを倒してPKを献上。これをアポニョに決められ、敗れ去った。
(Goal.com)
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