チェルシーは5日、プレミアリーグ第24節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、ホームで3-3と引き分けている。3点のリードを追い付かれた形のアンドレ・ビラス=ボアス監督は、ユナイテッドの反撃ぶりを称えながらも、2つのPKを与えたハワード・ウェッブ主審のジャッジに不満を表している。
前半にオウンゴールで先制したチェルシーは、後半の立ち上がりにMFフアン・マタとDFダビド・ルイスのゴールで一気に3点差と突き放した。だが、58分と66分に立て続けにPKを献上。これをFWウェイン・ルーニーに沈められると、終盤にはFWハビエル・エルナンデスにもゴールを許し、3点のアドバンテージを失った。
ビラス=ボアス監督は試合後の記者会見で、ウェッブ主審のジャッジを次のように批判している。
「トップレベルの試合ではトップレベルの審判を求めたい。我々にはそれがなかった。オールド・トラフォードでもオフサイドのゴールが2つあったし、今日も疑惑の判定があった。失望するのは、どちらの試合でも、ジャッジが結果を左右したことだよ」
「彼(ウェッブ主審)が前半の何かを帳消しにしようとしたのかどうかは知らない。2度目のPKは間違った判定だ。あれでPKにはできない。そう確信している。ジャッジを下す上で、彼が正しい位置にいたかどうかも分からないね」
一方で、ビラス=ボアス監督は3点差から反撃したユナイテッドについて、こう話している。
「3-3というのは彼らにとって普通のスコアのようだ。彼らは決して諦めない。我々が望んだ結果じゃないことは確かだが、3-0からの挽回というのは大きなものだよ。彼らには失うものがなかった。だから攻めてきたんだ。主にカウンターでやられ、我々はコントロールを失った」
「さらにゴールを奪うチャンスもつくったんだけどね。4-3にするビッグチャンスがあった。だが、(ユナイテッドGKダビド・)デ・ヘアが素晴らしいセーブをしたよ」
なお、ビラス=ボアス監督はひざの負傷で欠場したDFジョン・テリーについて、次節エヴァートン戦も欠場予定だと明かした。
(Goal.com)
Related posts: