チェルシー、苦しみながらも勝ち点3

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10日にプレミアリーグ第28節が行われた。チェルシーはホームでストーク・シティに勝利。リヴァプールは、アウェーでサンダーランドに敗れている。

監督が代わって初のリーグ戦となるチェルシーは、ホームでストーク・シティに1-0で勝利した。テリーが復帰し、ランパードも先発したチェルシーは、序盤から惜しいチャンスをつくるが、10分にケイヒルが放ったミドルシュートは、GKの好守に遭った。

試合が大きく動いたのは25分。チェルシーはイバノビッチがスライディングでボールをクリアすると、ストークFWフラーと軽い接触があった。フラーはこれに激怒。あからさまにイバノビッチを踏みつけた。すぐに我に返ったフラーは即座謝ったものの、時すでに遅し。問答無用の一発レッドで、チェルシーが数的優位となった。

するとチェルシーは、38分にラウール・メイレレスを下げて、マタを投入。攻撃を活性化させようと試みた。しかし、チャンスはつくるものの、不振のチームは10人を相手になかなか先制点を挙げられない。ダビド・ルイスを入れて臨んだ後半も拮抗した展開が続く。

それでも、68分に待望の瞬間が訪れた。中央でマタがボールを持ち、右足でペナルティーエリア内にスルーパスを送ると、これを受けたドログバがGKをかわしてゴールに流し込んだ。これで楽になったチェルシーは、時折危険な場面があったものの、87分にはマタのFKがポストを叩く惜しいシーンも演出。苦しみながらも公式戦2連勝で、復調に一歩前進している。

リヴァプールは敵地でサンダーランドと対戦し、0-1でアウェーゲームを落とした。リーグ戦で3試合白星がないリヴァプールは、この日も苦戦。56分にフレイザー・キャンベルがペナルティーエリア手前からシュートを放つと、ポストに当たって跳ね返ったボールが、横っ飛びをしたGKレイナに当たってこぼれた。これをベントナーに押し込まれて、サンダーランドに先制を許す。結局、これが決勝点となり、リヴァプールのチャンピオンズリーグ出場権獲得は、さらに遠のいた。

ウォルヴァーハンプトン対ブラックバーンの下位対決は、2-0でアウェーのブラックバーンが勝利した。ホイレットの2ゴールで勝ち点3を手にしたブラックバーンは、残留ラインとの勝ち点差が3ポイントとなっている。アストン・ヴィラ対フラムは、終了間際に20歳の若手FWウェイマンが決めて、アストン・ヴィラが1-0と勝利した。

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