PFC CSKAモスクワとのホームゲームに備えるレアル・マドリーCFのクリスチアーノ・ロナウドは、「ロシアのチームがUEFAチャンピオンズリーグで優勝することは可能だ」としながらも、「でも今年は無理だね。僕らが狙っているから」とつけ加えた。
敵地ロシアで臨んだPFC CSKAモスクワとのUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16第1戦を1-1で終えたレアル・マドリーCF。クリスチアーノ・ロナウドは、第2戦をホームで戦う自軍が優位と見られていることを十分に認識している。
リーグ戦ですでに32得点と、今季もゴールを量産し続けているロナウドは、CSKAとの第1戦でもゴールを記録。次も“アーミー・メン”（CSKAの愛称）にとって脅威となるのは間違いない。ロナウドはレオニード・スルツキ監督率いるチームに最大限の敬意を払いつつ、次のようにコメントした。「どんなことだって起こり得る。ロシアのチームがUEFAチャンピオンズリーグで優勝することも可能だ。でも今年は無理だね。僕らが狙っているから」
冗談まじりにそう答えたロナウドだが、ホームで迎え撃つ相手のことは真剣に評価しているようだ。「ロシアのチームはどこも強く、倒すのは大変だ」。こう語るロナウドは、16日の準々決勝以降の組み合わせ抽選会への参加を狙うチームの先のことを考えようとはしなかった。「現在のことを考えなければならない。第1戦の結果は、僕らにとって危険なものだ」
スペイン・リーガで、マドリーはFCバルセロナに10ポイント差をつけて首位に立っている。ロナウドは、ジョゼ・モウリーニョ監督が今夏退団するとの見方を否定した。「彼は僕らから離れないよ」と、監督と同じポルトガル人のロナウドは言う。「僕は好調だけど、チームはもっと調子が上がっている。その方が重要さ」と語る27歳は、マドリーのファンにも結束を呼びかけた。「僕らは一つになって初めて何かを手にできるんだ」
昨季のリーグ戦で40ゴールを挙げたロナウドは、すでに今季の全公式戦での得点数を40ゴールとした。目覚ましいペースだが、バルセロナのリオネル・メッシには10ゴール及ばない。ただし、リーグ戦での得点数では、ロナウドが30ゴールのメッシを上回っている。同世代で最高の選手の称号を懸けた2人の争いは、世界中の注目を浴びている。
バルセロナがバイヤー04レバークーゼンに大勝した先週の試合で、メッシは5得点をマーク。ロナウドはそれを観ていたと言うが、特に気にはしていないようだ。「他の選手のすることは気にならない」とロナウドは言う。「僕が気にするのは、自分自身やチームのことであり、ゴールではない。僕らの調子はいい。メッシのことはうれしく思うし、サッカーにとってもいいことだ。僕が1試合で5得点できるかどうかはわからない。たぶん、できると思うけどね」
（UEFA.com）
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