スペイン紙『マルカ』によると、ヘタフェのU-23モロッコ代表MFアブデル・バラーダに、レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督が熱視線を注いでおり、夏の移籍市場での獲得を検討しているという。
フランス生まれのアブデルは、2010年にパリSGからヘタフェに入団すると、ミチェル前監督の目に止まった昨シーズンは、Bチーム所属ながらも度々トップチームの練習に参加した。そして、今シーズンからトップチームの一員となったアブデルは、開幕戦でいきなりスタメン入りすると、一気にレギュラーに定着してチームの中心選手として活躍している。
レアル・マドリードとしては、リーガ・エスパニョーラでも話題の成長株として名前が挙がり始めているアブデルを、移籍金が高額になる前に獲得してしまうつもりのようだ。とはいえ、国内では宿敵のバルセロナだけでなくビジャレアルやセビージャが、海外ではアーセナルやリバプールといった強豪も既に同選手に目を光らせており、夏の移籍市場では争奪戦が繰り広げられる可能性があるという。
実際、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長も、ビッグクラブから注目される存在となったアブデルを引き留めておくのは難しいとの見解を示している。
「アブデルは並外れた選手であり、人としても礼儀正しく教養がある。まだ成長が必要だとはいえ、彼のFKは既にクリスティアーノ・ロナウドをも上回る」
「私はこれまでずっと彼のことを注視してきたが、今後はますます話題にのぼることだろう。我々は今シーズン終了後、彼をリーガ・エスパニョーラかプレミアリーグのチームに売却せざるを得ないだろう」
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