ベティスが、バレンシアで出場機会に恵まれていないDFリカルド・コスタとMFダニ・パレホのレンタルでの獲得を目指しているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。
ベティスが獲得にプライオリティーを置いているのはR・コスタのようだ。フィジカルに慢性的に問題を抱えるDFペドロ・マリオに加え、DFアントニオ・アマジャも最近負傷したために、ペペ・メル監督は最終ラインに不安を抱えている。ベティスは同選手獲得を目指し、すでにバレンシアとの交渉に着手している模様だ。
『マルカ』によれば、ベティスがバレンシアに提示した最新のオファーは、R・コスタの今季残りの年俸分120万ユーロを支払うという内容だ。だが選手売却の交渉に長けるバレンシアは、これを拒否。当初、完全移籍でのR・コスタ放出を望んでいた同クラブは、レンタルでもベティスが移籍金を支払うことを望んでいるという。
一方でR・コスタ本人は、ポルトガル代表としてEURO2012に出場するために、ベティスに出場機会を求めているとされる。ベティスは選手自身が移籍を望んでいることを武器として、根気強くバレンシアとの交渉に臨んでいく姿勢のようだ。
またパレホの方は、いまだ交渉の議題には上がっていないが、ベティスは仲介人を通して獲得の可能性を模索しているという。倒産法を適用するなど、財政的に困窮するベティスにとってはR・コスタよりも高いハードルだが、冬の移籍市場が閉まる1月31日まで、バレンシアの姿勢の変化を見守る様子だ。
(Goal.com)
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