18日のリーガエスパニョーラ第24節、レアル・マドリーは本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのラシン戦に4-0で快勝した。首位マドリーは、翌日にバレンシア戦を控える2位バルセロナとの勝ち点差を暫定で13に広げている。
アルベロアを出場停止、ラッサナ・ディアラ、アルティントップを負傷で欠き、センターバックにコンバートされたセルヒオ・ラモスを“緊急要員”として右サイドバックで起用したマドリー。立ち上がりから攻勢を仕掛けると、6分にカカーのクロスからクリスティアーノ・ロナウドが今季のリーガ28ゴール目となるヘディングシュートを決めて先制に成功する。
先制後もボールを保持するマドリーだったが、チャンピオンズリーグのCSKAモスクワ戦も意識してかプレーのトーンが一向に上がらず。だが39分、C・ロナウドが放ったクロスをシスマが手で止めて2回目の警告で退場に。数的優位に立つと、45分にシャビ・アロンソのスルーパスからエリア内左に抜け出したベンゼマが左足のシュートでネットを揺らす。ベンゼマの位置は明らかにオフサイドだったが、ゴールは認められた。
後半に入ってもマドリーが主導権を握る展開は変わらず。56分にはエジルの左コーナーキックからS・ラモスがヘディングシュートを放ったが、これはクロスバーを越えた。60分を過ぎ、モウリーニョ監督は負傷によって2カ月ほど戦線から離れていたディ・マリアをエジルに代えて投入し、さらにはグラネロを下げてケディラをピッチに立たせた。
すると73分、右サイドのディ・マリアがエリア手前にカットインして、強烈な左足のミドルシュートでGKトーニョが守るゴールを破った。3点差としたモウリーニョ監督は、75分にペペをリカルド・カルバーリョに代えて交代枠を使い切る。その後もチャンスを量産したマドリーは、89分にベンゼマがこの日2ゴール目を決めてダメ押した。
なおモウリーニョ監督は、マドリーでの通算勝利数を48に伸ばし、アルフレッド・ディ・ステファノ現名誉会長と並んで歴代10位タイとなった。モウリーニョ監督のマドリーでの成績の内訳は、49勝6敗6分け。また3度にわたってマドリーを指揮したディ・ステファノ名誉会長は、モウリーニョ監督よりも22試合を多く戦い48勝を挙げた。
一方、コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ対エスパニョールは1-1で終了。65分にアルバロ・バスケスのゴールでエスパニョールが先制したが、69分にミクがヘタフェに同点弾をもたらす。その後スコアは動かず、勝ち点1を分け合っている。
(Goal.com)
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