25日のコパ・デル・レイ準々決勝セカンドレグ、レアル・マドリーは敵地カンプ・ノウでのバルセロナ戦を2-2のドローで終え、トータルスコア3-4で同大会を後にした。試合後会見に出席したジョゼ・モウリーニョ監督は、試合前会見と同様に、記者たちの質問に口数少なく返答している。スペイン『アス』が伝えた。
ファーストレグでの守備的なプレーによるファンからの批判や、チーム内分裂、マドリー退団報道の影響によってか、会見での口数が一気に減ったモウリーニョ監督。今回の会見でも、その姿勢に変わりはなかった。
モウリーニョ監督はまず、「誇りとともにここを去れるか?」との質問に「我々は良い試合をした」と返答。「ファンが今日のマドリーに誇りを感じることができるか?」との問いには、「私には分からない。道でアンケートを取るのは君たちだ。ファンの感情をコントロールしているのは君たちだ」と語った。
また、イケル・カシージャスがロッカールームに続く通路で、「(主審の)テイシェイラはバルサのフィエスタ(祭り)に参加してろ」と発言したとされるが、そのことを問われると「私は何も聞かなかった。その発言をした者に確認してくれ」と返した。
テイシェイラ主審について自身の意見を求められると「審判については話さない」と拒否。一方で、「バルセロナを敗れる感触を手にしたか?」との質問に対して、「私に言えるのは、マドリーのロッカールームでは、ここで勝利を収めるのが不可能と話していることだけだ」とコメントした。
このコメントが、「テイシェイラへの遠回しの批判か?」と問われると、次のように述べた。
「私は何もほのめかしていない。(記者たちに向けて)君たちの方がサッカーを理解しているはずだ。私はスポーツメディアの情報を読みも聞きもしないが、君たちの意見を知るためにレポートを待ちたいと思う」
そして、モウリーニョ監督が最も冗長に返答した質問は、「ハーフタイムに選手たちに何を伝えたか?」だった。
「私にとっては簡単はハーフタイムだった。変えなければならない部分は少しだけだったからね。今日のハーフタイムの指示は1分で終わった」
「前半の我々は良いプレーを見せた。今日のバルセロナは何もせずにゴールを決め、我々は4~5度の決定機を迎えた。クリスティアーノ(・ロナウド)、(カリム・)ベンゼマ、(ホセ・)カジェホンを投入してから、その攻撃は奥行きを増した」
バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督が、マドリーの昨季のコパ優勝の際にモウリーニョ監督を祝福したにもかかわらず、この試合でグアルディオラ監督を祝福しなかった理由を問われると、次のように話した。
「ペップに、なぜ我々を祝福したのか聞いてくれ。私に彼を祝福してほしいなら、彼らのベルナベウでの勝利を祝おう。あの勝利は、完全な平常心で祝福できる。あそこでの彼らは勝利に値した」
最後に、「なぜマドリーの選手たちが、カンプ・ノウでの勝利が不可能と話しているのか?」との問いに、「選手たちに聞いてくれ」と返答して会見場を去っている。
(Goal.com)
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