レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督は17日、リーガ・エスパニョーラ第28節のマラガとのホームゲームの前日会見に応じた。
モウリーニョ監督はまず、対戦相手のマラガを十分警戒するコメントを残した。
「マラガはバカンスを過ごすためではなく、われわれを苦しめにここにやって来る。対戦相手は最下位ではなく4位のチームだということを肝に銘じておかなければならない」
レアル・マドリーは、前日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の組み合わせ抽選会の結果、ベスト8に進出したチームの中では一段力が落ちると見られているアポエルとの対戦が決定したが、モウリーニョ監督はライバルが実力でここまで勝ち上がってきたことを指摘した。
「アポエルは自力で準々決勝進出を決めた。CLを戦うチームのレベルについてコメントするのは無意味なことだ。彼らはほかのチームと比べればCLでの歴史が浅いかもしれないが、われわれは常に対戦相手をリスペクトしなければならない。アポエルは今シーズン、ポルトとシャフタールをグループリーグ敗退に追い込み、決勝トーナメント1回戦でもリヨンを退けてきたのだ」
また、決勝でバルセロナと対戦する可能性について質問されると、モウリーニョ監督はあくまで準々決勝に集中するつもりであることを強調した。
「わたしが望んでいるのは、準々決勝を勝ち抜いて2年連続で準決勝に進出することだけだ。わたしが指揮官に就任した当時、このチームはシード権さえ与えられていなかったが、今こうして再びレアル・マドリーとしてのステータスが復活しつつある」
モウリーニョ監督は一方で、肝臓移植手術を受けることになったバルセロナのエリック・アビダルについても言及し、マラガ戦のキックオフ前にクラブとして同選手に励ましのメッセージをささげる予定であることを明かした。
「アビダルに対して公の場で応援のメッセージをささげる機会があれば、選手たちはそうするだろう。こうした状況下では、もはや何色のユニホームを着ているかなど関係ない。アビダルはプロとしてここまで素晴らしいキャリアを残している一方で、この先長い人生が待っている。彼が再びプレーできるとしたら、われわれとしてもうれしい限りだが、一番大事なのは長く幸せな人生を送ることだ」
(スポーツナビ)
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