レアル・マドリーのジョゼ・モリーニョ監督は13日、リーガ・エスパニョーラ第19節のマジョルカ戦の前日会見に応じた。
スペイン国王杯の準々決勝でバルセロナとの第1戦を18日に控えているレアル・マドリーだが、モリーニョ監督は“エル・クラシコ”(伝統の一戦)より目前に迫ったマジョルカ戦の方が重要であるとの見解を示した。
「われわれはマジョルカとの試合を目前に控えている。あなた方が“バルセロナ戦でのリベンジ”について質問するのは全くもって無意味なことだ」
モリーニョ監督は、国内リーグ戦でのタイトルが最優先の目標であることを指摘した上で、翌日の対戦相手マジョルカを警戒した。
「チームにとっての最優先事項はリーガ・エスパニョーラでのタイトル獲得だ。だからこそ、明日のマジョルカ戦は非常に大事な試合となる。国王杯のことは、その時が来たら現王者として全力で戦うつもりだ。だが、今は選手たちにリーグ戦に集中してもらいたい。もう一度言うが、重要なのはあくまで今節のマジョルカと次節のアスレティック・ビルバオ戦だ。われわれはできるだけ多くの勝ち点を獲得し、首位を維持していかなければならない。マジョルカ戦は最大限の努力を要する試合だ。よって、ほかの試合のことを考えて特定の選手を温存しようとは思っていない。昨シーズンはマジョルカのホームで2ポイントを落としてしまった。しかも、相手は今、調子を上げてきているだけに、要注意だ」
モリーニョ監督はまた、先日中国リーグの上海申花への移籍の可能性が報じられたカカについても言及し、同選手がシーズン終了までチームの一員であることを明言した。
「カカの状況は何も変わっていない。われわれは開幕初日から閉幕まで同じメンバーで戦う。今のところ補強や放出は考えていない」
最後に、今夏加入したヌリ・シャヒンがまだ100%の状態でないことも認めた。
「シャヒンにとっては、ようやく“プレシーズン”が終わったところだ。残念なことに、彼には実戦のチャンスがほとんどなかった。選手は普通、夏に多くの試合をこなし開幕に備えるものだが、シャヒンはスペイン国王杯のポンフェラディーナ戦、チャンピオンズリーグのアヤックス戦に出場しただけだ。しかも、この時期になると、難しい試合が続くため、出場機会を見つけるのも簡単ではない。彼はこの先もハードワークに励んでほしい」
(スポーツナビ)
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