いよいよ明日、12日(金)にブラジル・ワールドカップ予選、前半の最大の山場、アウェーでのロシア戦が行われます。
アウェーのロシア戦で思い出されるのは、2005年9月7日に行われたドイツ・ワールドカップ予選です。
当時20歳のクリスティアーノ・ロナウドは、試合前日、モスクワの宿舎で当時のポルトガル代表監督ルイス・フェリペ・スコラーリから父の死を告げられます。
スコラーリからは帰国するよう勧めましたが、ロナウドはチームに残ることを選びました。
試合は0対0の引き分け。
そして、次のリヒテンシュタイン戦で2対1と勝利し、ポルトガルは1試合を残して4回目の本大会出場を決めたのでした。
あれから約7年。
ロシアとは、それ以来の対戦となります。
過去の対戦成績は、3戦して2勝1分。
旧ソ連時代は、4戦して3勝1敗。
過去の成績から見ると、ロシアは非常に分のいい相手であると言えます。
しかし、ロシアのベンチに座るのは名将ファビオ・カペッロ。
監督としての実績は、ポルトガル代表監督パウロ・ベントを遥かに凌ぎます。
カペッロに率いられた新生ロシア代表は、北アイルランドに2対0、イスラエルに4対0と連勝スタートを切りました。
ポルトガルとの同率首位決戦にどのような秘策を持ってくるのか。
2002年の日韓大会以来の本大会出場を目指すロシアは、不気味な存在です。
決戦の舞台はCSKAモスクワのホーム、ルジニキ・スタジアム。
ルジニキ・スタジアムと聞いて思い出すのは、07-08シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝。
マンチェスター・ユナイテッドの一員としてチェルシーとの決勝に臨んだクリスティアーノ・ロナウドが先制ゴールを決め、ビッグイヤーを獲得した場所です。
そのクリスティアーノ・ロナウドですが、どうやら肩の怪我は軽傷で済んだようで、代表への合流が認められました。
軽いトレーニングにも参加しているようで、おそらく出場に問題は無いでしょう。
他にもペペやジョアン・ペレイラあたりも、問題なさそうです。
逆に心配なのは、ロナウドの対極に位置するナニ。
今シーズン、マンチェススター・ユナイテッドでまともにプレーできていない状況にあります。
ナニがどこまで戦えるかが、勝敗のカギとなるかもしれません。
予想スタメン
GK:ルイ・パトリシオ
DF:ジョアン・ペレイラ、ペペ、ブルーノ・アウベス、ファビオ・コエントラン
MF:ラウル・メイレレス、ミゲウ・ヴェローゾ、ジョアン・モウティーニョ
FW:ナニ、エウデル・ポスティガ、クリスティアーノ・ロナウド
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