ロシアに敗れ、2位に後退したポルトガル。
またも苦戦を強いられる予選となりました。
ただ、そもそもポルトガルは、予選が得意ではなく、なかなかグループ1位になることはありません。
ここ最近の予選の結果は、以下の通り。
EURO2012 予選グループ2位→プレーオフ勝利
W杯2010 予選グループ2位→プレーオフ勝利
EURO2008 予選グループ2位→ストレートイン(グループ2位までが本戦ストレートインだったため)
W杯2006 予選グループ1位→ストレートイン
EURO2004 地元開催のため予選なし
W杯2002 予選グループ1位→ストレートイン
EURO2000 予選グループ2位→ストレートイン(最も成績の良い2位は本戦ストレートインというレギュレーションだったため)
ここ最近で、楽に突破できたのは、2006年のワールドカップ・ドイツ大会の予選くらいなもので、あとはほとんどが苦戦の連続です。
少なくともプレーオフ圏内である予選2位以内を確実なものにするために、まずは来年6月に行われるホームでのロシア戦まで全勝で行くことが求められます。
(最も成績の悪い2位チームはプレーオフに進出できません。)
再スタートとなる北アイルランド戦は、非常に大事な一戦となります。
過去の対戦成績は、11戦3勝6分け2敗。
勝ち切れておらず、実は苦手なタイプの国です。
イメージとしては、スケールをダウンさせたアイルランドといったところでしょうか。
北アイルランドを弱小と見ている人が多いかもしれませんが、実力はイスラエルに近いものは持っているかもしれません。
北アイルランドのここ最近のビッグトーナメントの予選結果です。
EURO2012 2勝3分5敗 6チーム中5位(ホームでイタリアと0対0)
W杯2010 4勝3分3敗 6チーム中4位(ホームでチェコと0対0、アウェーでチェコと0対0)
EURO2008 6勝2分4敗 7チーム中4位(ホームでスペインに3対2で勝利)
W杯2006 4勝3分3敗 6チーム中4位(ホームでイングランドに1対0で勝利)
EURO2004 0勝3分5敗(5チーム中5位)
特にホームでは強さを発揮しており、EURO2008予選では、のちにチャンピオンとなるスペインをも下しています。
故に、決して油断することのできない相手です。
一方、ポルトガルは、ラウル・メイレレス、ファビオ・コエントランの2人が怪我のため離脱。
この戦力ダウンは非常に痛いです。
ここはロシア戦と同様、ルベン・ミカエウとミゲウ・ロペスの2人で補うこととなるでしょう。
予想スタメン
GK:ルイ・パトリシオ
DF:ジョアン・ペレイラ、ペペ、ブルーノ・アウベス、ミゲウ・ロペス
MF:ジョアン・モウティーニョ、ミゲウ・ヴェローゾ、ルベン・ミカエウ
FW:ナニ、ポスティガ、クリスティアーノ・ロナウド
なお、クリスティアーノ・ロナウドは、この試合に出場すれば、早くも代表100試合目となるメモリアルゲームとなります。
ゴール数でもエウゼビオに近づいており、自らゴールを決めて、記念の試合を祝いたいところです。
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