現地時間16日（以下現地時間）、LPFP（ポルトガル・プロフットボールリーグ）が示している１部リーグの規模拡大計画が、FPF（ポルトガルサッカー連盟）の反対によって頓挫したことが分かった。ロイター通信が報じている。
ポルトガル１部リーグは現在16チームで行なわれているが、LPFPは、各クラブの会長と協議した結果、2012-13シーズンから18チームに拡張することが承認されたと12日に発表。下位で今季を終えた２チームを降格させずに16チームを保ち、そこに２チームを加えることで全18チームとして、来季をスタートさせると述べていた。
しかし、FPFのフェルナンド・ゴメス会長は15日に発表した声明で、「今季はどのチームも実質降格させないというLPFPの提案に対し、我々はノーと言う」とコメント。ポルトガルサッカーの信頼を損なわせ、自由競争の原理を歪めるものだと一蹴している。
同リーグでは現在、2010-11シーズンの収入が世界21位のベンフィカをはじめ、ポルト、スポルティングの３強がテレビ放映権をほぼ独占する状態。LPFPのマリオ・フィゲイレド会長は以前、ロイター通信の取材に対してチーム数の拡大はリーグ全体の収入を増やために意味があると語っていた。
（スカパー！）
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