28日のリーガエスパニョーラ第21節、レアル・マドリーは本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのサラゴサ戦を3-1で制した。リーガ5連勝の首位マドリーは、ビジャレアルとスコアレスドローに終わった2位バルセロナとの勝ち点差を7に広げた。
アスレチック・ビルバオ、バルセロナ戦に続いてエジル&カカーを同時起用し、攻撃的に出たマドリーだったが、サラゴサの組織的な守備を前に苦戦。そして11分、問題に挙げられている守備の綻びをまたも露呈してしまう。ピッチ中央付近での早いリスタートからラフィタにゴールを割られ、10試合連続となるベルナベウでの失点を喫した。
慌てるマドリーはエジルを起点とした展開で攻勢を強めるが、サラゴサの守備に穴をあけるまでには至らない。だが32分、カカーがこの停滞した状況を打破する。リカルド・カルバーリョのスルーパスからエリア内左に抜け出したブラジル代表MFは、右足のシュートでGKリカルドを冷静に破った。試合は1-1のまま折り返す。
後半に入り、マドリーはすぐさま逆転に成功する。48分、グラネロが右サイドに開いたエジルにパスを通し、放たれたグラウンダーのクロスをクリスティアーノ・ロナウドが押し込んだ。さらに55分には、グラネロの縦パスをカカーがワンタッチでエリア内左にはたき、これに反応したエジルが左足のシュートを突き刺して加点した。
モウリーニョ監督は2点差とした後に、負傷した疑いがあるシャビ・アロンソ、そしてカカー、ベンゼマに代えてラッサナ・ディアラ、カジェホン、イグアインを投入。77分にはマルセロが負傷し、カジェホンが左サイドバックを務めるアクシデントに見舞われたが、サラゴサに主導権を渡すことなく、リードを維持したまま試合終了を迎えた。
(Goal.com)
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